117 誤解語を与えない
映画「下妻物語」
を観る機会がありました。
3回見て、まだ観たいと思える映画でした。
「ロッキー」は当時数回見ました。
一本の映画を何回も観たいと思うのは、「ロッキー」以来です。
3回目になると、それぞれの場面場面での、
細部の作り込みが見えてきます。
作り手が何をやっているのか?
そしてそれによって、観客に対してどういう効果が見込めるのか?
で、実際、観客としてのわたしにそれがどのように伝わったのか?
などと見ていくと、いろいろ手口が見えてきます。
1点、おしいと感じたことがありました。
ロココ :18世紀中頃にフランスで発生した建築、美術様式。
について映画の中で、
実際のロココの建築、美術作品、衣装、映像とともに
その時代の人々と習慣の解説があります。
ロココの軽薄さとバカバカしさを正確に理解することができました。
それは非常によかったです。
ただ、主人公の語りで数回出てくる「メゾン」という単語。
わたしは「集合住宅」という意味しか知りません。
なので
ヴェルサーチ(ブランド名)はフランスではなくてイタリアのメゾン
と言われてもわたしは意味がわかりませんでした。
そこの部分で思考がストップしてしまいます。
映画はテンポよく場面が展開していっているのに、
わたしはそこでついていけなくなってしまいます。
あとでいくつか辞書を当たって調べました。
「大辞林」にあてはまりそうな定義として
メゾン : 商社、会社
とありましたが、いまいちぴんと来ません。
カタカナ語辞典を調べてようやく納得のいく定義を見つけました。
メゾン :オートクチュール(高級洋装店.専属デザイナーがいる洋装店.
また,そこで作られる高級注文服)の洋装店。
これでようやく意味が通りました。
ファッション関係に強い方だったら、
当然知っている類の単語だったのかもしれません。
ただし、中規模の国語辞典には載っていません。
専門用語と言ってもいいような単語です。
わたしのように「メゾン」の意味を知らなくて、
そのために映画の展開についていけなくなる方は
多いのではないでしょうか?
ファッション関係者だけが観ればよい、
わかればよいというのであれば、問題はありません。
でも、これは娯楽映画です。
わたしだったら「メゾン」という単語を使う必要があれば、
何らかの方法で意味が正しく伝わるようにします。
とここまで書いてきましたが、「メゾン」
もしかして、女性だったら当然、知ってるような単語だったりして?!
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